2014年2月1日土曜日

リンパ球を弱酸性の溶液に浸して培養 STAP細胞 ヒツジ サル治療の研究 ハーバード大

 生後まもないマウスのリンパ球を弱酸性の溶液に浸して培養すると、体のさまざまな細胞になる

万能性が確認されたというSTAP細胞を作る研究に共同で携わったアメリカのハーバード大学の

研究チームでは、この手法を活用して、気道が損傷したヒツジを治療する研究を始めており、

ヒトへの臨床試験の申請に向けて準備も進めている。

 研究チームのチャールズ・バカンティ教授は「将来、ヒトのさまざまな病気の治療にこの手法が

活用できるよう研究を続けていきたい」と話している。

バカンティ教授は、STAP細胞の作成に成功した理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー

がハーバード大学に在籍していたころの恩師。

 研究チームの同大医学部・小島宏司医師によると、脊髄損傷で足や尾が動かなくなったサルの細胞を

採取し、STAP細胞を作製、これをサルの背中に移植したところ、サルが足や尾を動かせるように

なったという。

STAP細胞 スタップ細胞 小保方晴子リーダー 再生医療や創薬